ニュージーランドの観光大臣であるスチュアート・ナッシュ氏は先日議会にて、ニュージーランドは向こう一年国外からの観光客を受け入れることができない可能性を示唆し、その準備をしなければいけないと言及しました。
ニュージーランドの現在の計画では、来年4月30日より観光客を含む、外国人の受け入れ再開を発表しておりますが、1週間の自己隔離というルールは実質短期旅行者の受け入れができないこととなります。更にナッシュ氏は国境の完全再開にはあらゆる不確定要素があり、それがどのような状況を生むかを推測することは困難であるとも言及しています。
来年1月より、オーストラリア在住のニュージーランド人の帰国受け入れを開始し、翌月2月からはその他国からのニュージーランド人の帰国受け入れを開始するニュージーランドですが、この影響についても懸念が広がっています。
1週間の自己隔離
上記でも述べた通り、一週間の自己隔離は実質短期旅行者の受け入れが不可能であることを示しており、友人や家族などその他長期滞在者に限定されることとなります。その結果当然ニュージーランド旅行は候補から外され、カナダやオーストラリア、アメリカなど隔離なしで旅行のできる国へと観光客が流れるのは明確です。
観光大国であるニュージーランド、もし自己隔離政策が2022年の夏まで続くようであれば、その経済打撃はさらに巨大なものとなりそうです。
参考 – 7news