ワイン産業が発展するための条件が揃ったニュージーランド
ニュージーランドでこれほどまでにワイン産業が急成長しているのは、発展の条件が揃っているからです。
多くのぶどう品種が育つ国土
ニュージーランドでぶどうが生育する地域は、南北1,600kmに及び、気候、土壌のタイプが各地で大きく異なります。 そのため、産地ごとに適したぶどうの品種も違い、全国でさまざまな香り、味わいのワインが造られています。
海に近い立地がぶどう糖度をアップ
ワイン産地の多くは、海の近くにあります。そのため、ぶどうは日中の強い日差しで暖められ、夜は涼しい海風によって冷やされて、ゆっくりと熟し、糖度が増すのです。
伝統に縛られないワイン職人たち
ニュージーランドのワイン職人たちは、ヨーロッパに伝わる長い伝統を手本にしつつも、それに縛られることのないフリースピリットの持ち主が多いといえます。
ステンレススチールのタンクや保護ネットなど、近代的な方法を柔軟に取り入れ、ワイン品質の維持や向上に努めています。
ワインが大好きな国民性
ニュージーランド人のアルコール消費量はなかなかのもの。男性のビール志向はいまだに衰えていませんが、女性を中心にワイン消費量も増えています。国民一人当たり年間に約12.1L=16本を飲んでいることになります。
移民が多く豊かで柔軟な食文化
アジア、ヨーロッパ、南太平洋諸国など、世界中のさまざまな国からの移民で成り立つニュージーランド。その食文化は実に多彩で、新しいワインが受け入れられるのも早いといえます。
ヴィンヤードとワイナリーって何が違うの?
ワイナリー(Winery)
ワイナリー(Winery)は、ワインを生産する建物または不動産、もしくはワイン会社などワイン製造に関わる事業をいう。ワイン会社によっては自社ワイナリーを所有するものがある。ワイン製造の設備のほかに、大規模なワイナリーでは倉庫、ビン詰めライン(Bottling line)、研究室、巨大なタンクなども備えているものがある。(ウィキペディアより)
葡萄園(ぶどうえん、葡萄畑、英:Vineyard、仏:Vignoble)
葡萄園は、ワインの原料となるブドウを生産する農場。
ワイン醸造用以外の加工用・生食用ブドウや、ブドウ狩りに供するためのブドウを生産する農場を指すこともある。(ウィキペディアより)
ワイン&フード
日本ではあまり知られていないニュージーランドのワインですが、世界のワイン・コンクールで各賞に輝く銘柄も多数あります。また、南北に細長いニュージーランドは地域によって気候も色々、そこで作られるワインの特徴も多種多様です。